今回のバージョンアップでは、バージョンアップ後に必要となる操作があります。
次項にそれを記載していますので、それも必ずご覧ください。
(1)消費税の増税と軽減税率の追加対応
1)「取引明細表」の取引画面の課税欄に軽減税率「8%軽」を追加しました。
「収支予測表」にも、軽減税率の取引が登録できます。
2)併せて、消費税課税事業者の控除対象仕入税額の計算方式が「個別対応」の時、
区分入力が可能となり、集計を取引明細から自動計算ができるように改善しました。
(従来は集計値を手入力する必要がありました。)
区分入力の内容は次の通りです。
「課税売上に対応するもの」「課税と非課税売上両方に共通するもの」
「非課税売上に対応するもの」
これらを入力した場合、「資金繰表」の課税欄には、「課」「共」「非」の文字が追記されます。
3)消費税関連の申告書類が全面改訂されていますがそれに対応しました。
新しい消費税関連の申告書類は次の通りです。
<一般の課税事業者用>
「消費税申告書(一般)」「消費税申告書控(一般)」
「消費税申告書第二表」「消費税申告書第二表控」
「付表1-1」「付表1-2」「付表2-1」「付表2-2」
<簡易課税の課税事業者用>
「消費税申告書(簡易)」「消費税申告書控(簡易)」
「消費税申告書第二表」「消費税申告書第二表控」
「付表4-1」「付表4-2」「付表5-1」「付表5-2」
※「消費税申告書第二表」「消費税申告書第二表控」は一般と簡易課税とも共通の書類です。
(2)確定(決算)申告書類の改定
今回、消費税以外の申告書類も、税制改定はそれほどないにもかかわらず、 ほぼ全面的に改定されています。
そのために以下の申告書類印刷用ファイルをすべて改定しました。
「法人税申告書類」「地方税申告書類」「勘定科目内訳書類」「消費税申告書類」
(3)確定申告のための各種科目表の改定
上記に合わせ、今回次の科目表を改訂しています。
「勘定科目内訳表」「消費税科目表」
※これらの科目表はバージョンアップ後「表の新規作成」で再作成が必要です(後述)。
メニュー操作画面をすべてボタン形式にしました。
これにより次のメリットがあります。
・大き目のボタンでマウスで選びやすい
・ワンタッチで画面が開き、スピーディな操作ができる
※従来の操作に慣れていると、はじめは戸惑うかもしれませんがすぐに慣れると思います。
以下は「取引明細表」のメニュー操作画面の従来との比較です。
↓
1)グラフ機能を固定ではなく、いくつか選択できるようにしました。
2)コメントを記載できるようにしました。シミュレーションとして作成する時に便利です。
◇「税額表」の変更
消費税の表に軽減税率を追加しました。
また休日の表で、天皇誕生日を2月23日に変更しました。
(次回の資金繰表(取引明細表)の更新から有効になります。)
◇表紙の写真の変更
[個人版]…スペイン、トレドの街並み遠景
[法人版]…スペイン、グラナダの街並みとアルハンブラ宮殿
今回のバージョンアップでは終了後に次の操作が必要となります。
(1)確定申告の科目表の改定
以下の改定された科目表ではバージョンアップ後に操作すると、メッセージとともに
「表の新規作成」メニューしか選択できなくなります。
これを実行し表を改訂してください。
また必要に応じ「自動計算」してください。
「勘定科目内訳表」「消費税科目表」
(2)取引明細の遡り修正
@消費税課税事業者の方で昨年10月以降の取引において「軽減税率」が適用される
取引がある場合は、該当取引の税率を軽減税率に修正してください。
A消費税課税事業者の方で控除対象仕入税額の計算方式が「個別対応」を選択されている場合は、
それに該当する取引を修正してください。
ただしそれが面倒であれば、前期分は従来通り集計値を手入力し、今期から取引明細を登録してください。