◇貸借科目表の期初残高と期末残高の自動計算の違い

「貸借科目表」が他の科目表と違う点は「期初」と「期末」があることです。
メニューにも「期初残高自動計算」と「期末残高自動計算」があります。
これらを同じように考えて確定/決算申告時に両方を処理してはいけません!!
これらは全く使い方が違うものです。

□「期初残高自動計算」とは
「期初残高自動計算」は、会計職人をはじめてご利用になる場合に、貸借科目表の期初残高を 「手入力」で登録しますが、その前に「融資返済表」や「減価償却表」が登録されていれば そこから算出できますので、「手入力」を助けるために自動計算するものです。
一旦登録されれば以後は使う必要はありません。
毎期確定/決算申告時に使うものではありません。
逆に使ってしまうと辻褄が合わなくなる場合もあります。
※期初に登録された期初残高は、毎期「年度更新」によって期末残高が翌期の期初残高に繰り越されます。
期初残高が更新されるのは「年度更新」によってのみです。

□「期末残高自動計算」とは
上記に対して「期末残高自動計算」は毎期確定/決算申告時に必ず行います。
期末残高の集計方法は以下の通りです。
期末残高=期初残高+当期増額-当期減額
「期末残高自動計算」は当期の取引明細からこの計算を行っています。
この処理は何度でも行えます。
何度行っても「期初残高」は変わりません。

この「期末残高自動計算」が他の科目表の「自動計算」にあたります。